なぞなぞ(旅行会社系)「日本人が一番行ってみたい世界遺産とは?」


今日のNHK「探検ロマン世界遺産」で、行ってみたい世界遺産の視聴者アンケートの結果(1−30位)が発表された。あはは、ほとんど行ったことがないところばかりだ。でも堂々トップに輝いた世界遺産だけには行ったことがある。それは↓

堂々トップに輝いた日本人が一番行ってみたいと思っている世界資産とは……「空中都市」ペルーのマチュピチュでした。

確かにすごい場所だ。散人が行ったのはいまからもう40年以上前のことだが、ボリビアからチチカカ湖を渡ってペルーに入り、鉄路一日かけてクスコに降りて、そこからまた鉄道で半日。駅からバスで山を駆け上った突き当たりにマチュピチュがある。全くの僻地中の僻地の山の頂上に見るも美しい都市遺跡が突然出現するのだ。非常に感動的である。

だから「なるほどさすが」と思う同時に「なんで」とも思ってしまったことも事実。位置する場所は確かにすごい。でも、わずか半日程度で全部見て回れるような小さな場所だ。それ以上に、あそこで日本人は、何に思いを馳せるのであろうか、とも思ってしまった。当時のマチュピチュをめぐる悲惨な歴史は、あまりに日本人の歴史的共感から離れすぎているのである。

そんな難しいことは抜きにして、日本人が見て絶対に感動する風景もあることは事実だ。段々畑だ。50度以上の急勾配に段々畑が延々と作られている。畑の幅よりも石段の高さの方が高い段々畑だ。空中都市はいざというときには自給自足が出来たのである。単位面積当たりの収穫量が高いトウモロコシがそれを可能にした。

しかし、マチュピチュ以外のアンデスの段々畑は、スペイン人がやってくる遙か前に、放棄されるようになる。チチカカ湖の周りの山は、遙か太古に耕作放棄された段々畑の石段の遺跡で埋め尽くされている。理由は簡単。生産性があまりにも低かったからだ。

今どき「田毎の月」に感心して、稲作棚田に固執しているようでは、インカの人にも嗤われる。

Posted: Thu - October 6, 2005 at 10:13 PM           |  


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