荷風塾:なんと「荷風!」という雑誌(にちぶんMOOK)が発売されている!


もちろん荷風ファンとしては購 入しなければなりません。読んでみると、これがなかなかドギツクっていい!

「時を超えて遊ぶ、大人の街歩 きガイド!!」と銘打って「戦前から戦後の動乱の時代を生きながら、独自の“こだわり”を追い、街を歩き続けた作家・永井荷風。そんな“荷風”に倣って、 こだわりの散歩をしてみよう。“大人の時間旅行”としての、街歩きを……!!」とやたらとビックリマークが多い雑誌の紹介。う〜ん、街歩きガイドだったの だ。

今回号の特集は、なんと「大人の新宿」

目次を紹介すると:
  1. 「思い出横丁」を飲む!
  2. 「ゴールデン街」温故知新を歩く!
  3. 新宿二丁目は、如何にして“二丁目”となりしか……!?
  4. 新宿風景“今昔”定点観測
  5. ー映画界の黄金時代ー昭和33年、映画少年が歩いた新宿(川本三郎)
  6. 荷風を歩く! 永井荷風の名随筆『放水路』を歩く(木村聡)……注:なんで新宿と関係あるの?
  7. 二本立て漫画エッセイ“新宿フーゾク街”をゆく!!

などなど、まさにてんこ盛りで新宿のわい雑さそのも の。川本三郎も書いているし(さすがに荷風については触れていないが)、けっこう楽しめましたよ。

ところで荷風ですが、新宿余丁町に住みながら新宿には ほとんど出かけていない。もっぱら下町か、山の手でも神楽坂。当時余丁町の抜弁天から新宿(角筈)まで市電があったから(いまの文化通りと「四季の道」は むかしの電車道)電車で便利だったはずだが、それでも出かけていない。やはり江戸風情がなかったからだろうが、それ以上に「貴種」としての荷風は「新開 地」を嫌った。余丁町を引っ越したのも、昔からの武家屋敷風景が開発されて「新開地」になってしまったからだと思う。「思い出横丁」で飲んでいる荷風は、 ちょっと想像できない。

わい雑な新宿が好きなわが輩としては、残念至極だが、 いまの新宿だったら荷風も気に入ったんじゃないかな、と思う。


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Posted: Sat - July 31, 2004 at 04:30 PM           |  


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