永井久光『父荷風』上梓なる!……これは大ニュース


永井荷風のただひとりの息子さ ん(養子)である永井久光氏が『父荷風』というご本を出されたとのこと。擬藤岡屋日記 さんからトラックバックでお教え頂いた。とても興味深い。ぜひ書いてほしかった人による待望の一冊。さっそく注文しよう。


4560027803 父 荷風
永井 久光
白水社 2005-05-15

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この『父荷風』では、文学者荷風というよりは人間荷風を知る意味で非常に興味深い内容が綴られている。 永光さんは、荷風と永光さんの実父であり荷風の従兄弟にあたる大島一雄氏(杵屋五叟)との間の「大人の都合」で養子縁組されたわけだが、荷風とはお互いに 所謂「親子」としての交わりや生活はなかった。実父が文豪として大いに尊敬してた、荷風を永光さんが当時の子供の目見た「へんなおじさん」振りがよく描写 されている。

とのことである。

『断腸亭日乗』での大島家に関する書き方はご存じの通 り散々。孤高の生活を長年楽しんできた荷風は他人に気を遣いながらの共同生活なんかできるわけなかった。戦争さえなかったら、あんな悲劇は起こらなかった のである。

Posted: Sun - June 19, 2005 at 05:19 PM           |  


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