何十年も京都で仕事をしている岩下志麻でさえ、京都では……!


今晩の東京12ch。京都特集。
Yahoo!テレビ - 名曲でつづる有名人癒やしの旅スペシャル: "岩下志麻…京都慕情40年ぶりの映画ロケ地篠田監督との結婚秘話("
岩下志麻は高桐院(紫野大徳寺)で結婚式を挙げたぐらいの京都好き。でも今夜の番組を見る限り、彼女は京都人の「内輪」としては認められていなかったようす。彼女にしてもそう。何だか、すごく救いがあった。

それにしても、ちょっとひどいと思ったのは、岩下志麻が長年贔屓にしていたはずの京都の老舗旅館とか料理屋の彼女に対する対応の冷たさ。彼女は並大抵でないお金を地元料亭・旅館に使ってきたはず。おまけに日本を代表する大女優だろうが。もうちょっと彼女に敬意を示して欲しかったところ。

でも京都という町は、所詮そういうところ。散人のような学生時代の数年間を過ごしたぐらいの因縁では、とても内輪に入れてくれないのも頷ける。

これは京都に限った問題ではない。日本社会とはそういうもので農村でも同じことだ。「故郷は遠くにありて思うもの」と歌人は詠ったが、まさにそういう心境を詠ったもの。農村は閉鎖的なのだ。定年から農村で第二の人生など、アホなことを考えている人は、決断をする前に二度ほど余分に考えた方がいい。都会人はいくら「農村移住支援雑誌」の言うとおりに頑張ったところで、まず絶対に「ムラ社会」の内輪に入れて貰えない。それが日本の伝統社会だ。

都市住民も、いい加減に「イナカ」幻想を捨てて、都市に自分の終焉の場所を見つけるべきだと思う。いったん故郷を離れた「無産階級」に過ぎない「労働者」にとっては、自分が一生懸命働いてきた場所である都会にしか、自分の帰る場所はないのである。

Posted: Sun - January 8, 2006 at 09:14 PM           |  


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