企業内特殊的人的資本を保護する制度なしには日本企業の発展は難しい(岡崎哲二)


日経「やさしい経済学ー21世紀と資本主義」岡崎哲二の連載が今日でお終い。これは遡って読まれることをおすすめする。真理は非常に当たり前のことなのである。

要は、日本の制度進化の方向は、必ずしもアメリカ型のコーポレートガバナンスに帰結するものではなく、日本の強みを生かした新たな契約構造の構築にあるというのが結論。当たり前のことに見えるが、岡崎哲二の研究は膨大な制度検証と実証的且つ統計的な数字に基づいたものであり、説得力がある。

同氏はもう二十年以上前から同じ主張をされてきた。はやりの米国型ガバナンスの導入にこそ生きる道があると主張するアメリカかぶれの論客に対して岡崎氏が「他人の土俵で勝負して負けてしまったら元も子もないではないか」と喝破したことを思い出す。企業経営は競争であり、いくら美しくても負けてしまえばどうしようもないのである。

Posted: Wed - March 2, 2005 at 11:10 AM           |  


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