日経:外国人労働者受け入れ、段階的な定住策へ転換を(井口泰)
今朝の「経済教室」で関西学院大学の井口泰教授(労働省出身)が書かれていることが興味深い。こういう視点がいままで足らなかった。
要点をピックアップすると:- 東アジア諸国からの労働者受け入れ要求の検討に当たっては、域内の人材開発や日本国内の人材確保の視点も必要だ。
- 外国人労働者の受け入れを秩序あるものとするため、「外国人雇用法」を設定し、段階的な定住・永住を促す政策に転換すべきである。
- 現在のように相手国からの要求にどう答えるかという交渉姿勢では、日本として東アジア全体の「人の移動」の問題解決への貢献はほとんど期待できない。
- 東アジアの「人の移動」の仕組みを整備するとは、具体的には①域内の多国籍企業内の従業員移動に関する各国基準の調和化②域内の留学促進の奨学金整備③域内各国の理工科系大学を拡充し、欧米に流出した人材の受け皿とする④各国部品産業を重点的に育成するための人材開発⑤移動する低熟練労働者を保護するためのモデル協定、労働条件や社会保障に関する二国間協定の促進……などなど。
- 東アジアの経済統合は、長期的に、日本の経済規模及び競争力の維持・向上に貢献する。この「人材開発・環流戦略」はこれに欠かすことが出来ないものだ。
要は、受け身ではなく、また短期的利益のためではなく、長期的な利益を見据えて先取りで積極的な戦略をつくれと言うことであり、大賛成である。井口氏は次のようなご本も書かれている。アマゾンでの評判も高いようだ。サイト内関連記事(キーワード「外国人労働者」で検索)
Posted: Tue - September 7, 2004 at 02:46 PM
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