日経:大機小機「世界経済の不気味な不均衡」(複眼)


久しぶりに複眼子のコラムだ。例によって超マクロの論説。世界経済の不気味な不均衡は20年前のプラザ合意の時とは二つの側面で異なっているという:
  1. 国際貿易面で急成長した中国の加工貿易を核とした世界的な三角貿易関係の成立。
  2. アジア諸国の米短期財務省証券での外貨蓄積が米国の低金利を支えていること。

この不均衡は決して持続可能ではないとおっしゃる。さて個人としては如何したものか。

複眼子とは吉富勝氏のことだろう。プラザ合意の時のような乱世にお強いエコノミストだ。おっしゃっていることはもっともである。しかし、これが難しいのだが、いったい「何時」この不均衡が持続できなくなるかである。ローマ時代のように、国際経済的な不均衡が数百年も続くことすらあるのだ。

一つだけ言えることは、大きな変動が何時起きても不思議ではないということ。この動きを見越してか、銀行や生保などに資金運用姿勢の変化がみられはじめていることにむしろ注目したい。今までのような国債偏重ではないオルターナティブ商品や、マーケットの動きに便乗する相対収益運用ではない運用の仕方(絶対収益運用)に関心が高まっているように見える。

ボーイスカウトの標語は「備えよ常に」である。

Posted: Wed - May 19, 2004 at 11:33 AM           |  


©