タクシー料金の値上げ……需要が停滞しているのに値上げする利権業界、ボイコットしかないか!
このニュース:NIKKEI NET(日経ネット): "東京・横浜地区の大半のタクシー料金が3日から、10年ぶりに引き上げられた。初乗り運賃の上限が660円から710円へ。仕事や生活の身近な足としてタクシーを使う利用者からは「とても痛い」「これからは使いづらくなる」と悲鳴が上がる。タクシー業界側は「事業者も負担増で大変」「全面禁煙などサービス向上に努める」と理解を得るのに懸命だ。"
タクシーなんか、使わないのに限る。
東京のタクシーの需給関係だが「タクシー台数は十年前より13%増え、乗客は3%減った」とのこと(日経新聞)。需要より供給が増えているのだから、値下げするのが経済学の常識。ところがタクシー業界は国土交通省に泣き込み、値上げを認めて貰ったという。経済学の原則がまたしても国土交通省によって無視された。彼らお役人の個人的な経済学的(損得勘定)原則では守屋的な合理性があったのであろうが、嘆かわしいことである。ニッポン人は、タクシーを利用しすぎると思う。これは戦争前から欧米人から指摘されてきたことだ。昭和の初期に外交官夫人として来日し東京で暮らしたキャサリン・サムソムはとても印象深い観察記を残しているが(『東京に暮らす』(岩波文庫))その中でもタクシーについて触れている。ちょっと引用(差別語が入ってますがそのまま引用):「日本では、外国と違って、金持ちと貧乏人の間にはあまり差がないことが多いのですが、生活スタイルもそうです。日本の金持ちは競馬、狩猟、ヨット、猛獣狩りをしないし、広大な屋敷などにお金を遣うこともなく質素に暮らしています。もちろん貧乏人よりは贅沢な暮らしをしていますが、買うものや、することの違いは質と言うより量です。たとえば、金持ちは素敵な自家用車をもっていますが、貧乏人は、イギリス人とは違い、よくタクシーに乗ります。このように、日本人の生活水準は、金銭上は低くても、もっと収入が高い人々の特権を含んでいます。タクシーは非常にたくさん走っているので、小売店と同じで、採算が合うのか不思議です。(中略)ガソリンがとても安いので、料金も非常に安くなっています。仲間で日帰りで郊外に出かけることがあります。80キロ離れた富士山まで(タクシーで)日帰りドライブすることもあります」
今回の経済原則に反した業界の値上げで、ニッポンも少しはグローバル化されることになるかと考えれば、あいつら利権集団の行動も、いいことかも知れない。とにかく、料金が高すぎるタクシーを利用するのは、止めた方がいい。高すぎるものをナイーブに利用し続けて搾取されるのは、カッコワルイ。高すぎる国産農産物を買い続けるのも、同じようにカッコワルイ。
Posted: Mon - December
3, 2007 at 09:32 PM
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