自民党新総裁に福田康夫氏……これでよかったのではないか


福田爺さんで決まり:
asahi.com:自民党新総裁に福田康夫氏 330票で麻生氏に大差 : "都道府県連では群馬、埼玉、長野、広島、鹿児島など26道府県で福田氏が勝ち、東京、神奈川、千葉、福岡、大分など21都府県を麻生氏が制した。"
なんか都市部の自民党員が麻生で、イナカの党員が福田氏を支持したみたいだが、これも自民党のバランス感覚だろう。バラマキについては明らかに麻生の方が福田よりエゲツなかったのにである。自民党は捨てたものでもない。

麻生より福田爺さんでよかった理由は多々あるが(ウヨじゃない、アジア重視、地方バラマキには真面目にコミットしなかったことなどなど)、散人が重視したことは、日本国の首相として福田の方が国際的に通用するということ。福田は日本人にはめずらしくシニカルなユーモアがある。これはなかなかのものだ。こういうシニカルな態度は、真面目で一生懸命ばかりのニッポン人には不評だが、国際的にはとても受けるのである。

ニッポン人は、国際的に、あまりにも面白さがない人間という評価が定着してしまった。日本の政治はハナから無視されるのである。面白いことを言う人間がいないからだ。フランスの新聞が麻生と福田の写真を取り違えたというのも、そんなことが原因なのである。つまらないからだ。

それに対し、福田のシニックはニッポン人には不評でも国際的には受けると思う。麻生の勇ましい「言語」はほとんど翻訳不可能だし、小泉の「短い」言葉にしても、ニッポン人には通用しても国際的には多分に意味不明だった。

外国人記者クラブの福田・麻生共同記者会見で、福田の言葉を「インプレッシブ」とするフランス人ジャーナリストがいたことは記憶しておいた方がいい。エスプリの国では政治家の言葉に対する評価は常に辛口である。「インプレッシブ」なぞとは滅多に言わない。

NHKは麻生支持の都市住民が「福田さんは何を言っているのかわからない」という言葉を報道して意趣返しをしていたが、散人としては、ニッポンに風靡するポピュリズムにコミットしなかったという点で、福田氏を大きく評価したい。現代ニッポンのポピュリズムは、国際的には危険で、経済的には国際競争力の低下の方向に向かっていると感じるからである。こういた集団ヒステリーに対抗できるのは、やっぱり福田流の「シニカルな無視」しかないのではないか。

Posted: Sun - September 23, 2007 at 09:47 PM           |


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