Washington Post 社説: 日本が六カ国協議の一番の障害となっている、安倍内閣は二枚舌


あまりに当たり前のことなので、敢えて紹介するまでもないと思っていたのだが、今日、日本政府はこの社説にトンチンカンな自ら墓穴を掘るような反論書を出している。どっちがアホか、よく読み比べてみるといい。まずワシントンポストの社説:
Shinzo Abe's Double Talk - washingtonpost.com: "THE TOUGHEST player in the 'six-party' talks on North Korea this week was not the Bush administration -- which was engaged in an unseemly scramble to deliver $25 million in bank funds demanded by the regime of Kim Jong Il -- but Japan. Tokyo is insisting that North Korea supply information about 17 Japanese citizens allegedly kidnapped by the North decades ago, refusing to discuss any improvement in relations until it receives answers. This single-note policy is portrayed as a matter of high moral principle by Prime Minister Shinzo Abe, who has used Japan's victims -- including a girl said to have been abducted when she was 13 -- to rally his wilting domestic support."

それに対して日本政府は公式に抗議文を出したとのこと。これがまたしても「二枚舌」:
NIKKEI NET:国際 ニュース: "駐米日本大使館は27日、旧日本軍によるいわゆる従軍慰安婦問題について、安倍晋三首相の対応を社説で批判したワシントン・ポスト紙に申し入れた。北野充駐米公使はポスト紙のハイアット論説委員長に(1)首相が政府の直接的な関与を否定しているとの誤った前提に立っている(2)元慰安婦の方々におわびと反省を表明した河野洋平官房長官談話を首相自身、継承する立場を明確にしている——と指摘した。"

「首相は慰安婦問題について政府の直接的な関与を否定していない」というのだが、だったら安倍総理の国会答弁はなんだ。首相は(対外的に)その発言を訂正したらしいが(散人が知る限り報道されなかったな)、その直後に為された官房副長官の発言はなんだ。安倍内閣は、明らかに「対米を意識した対外的な発言(これは国内では報道されないように配慮している)」と「国内アホ・ウヨ受けを狙った国内向け発言(これはマスコミを使って大々的に広める)」を使い分けている。これを「二枚舌」と言わずに何を「二枚舌」というのか。

これは「安倍イナカモン長州閥政権」の限界だろう。所詮、国内ヒャクショウ・ウヨ勢力を支持基盤とした政権である以上、米国とはパートナーとはなれない背景がある。それでいて中曽根以来の日米基軸の継承を狙う。こりゃ無理だ。

米国保守派の牙城であるワシントンポスト紙は、この安倍政権の本質をいち早く嗅ぎ取っている。国内のアホ・ウヨに媚びる「ウヨ的日本政権」は、米国にとって北朝鮮よりも危険な存在なのである。

日本人は、一旦走り出すと、止めようがない。こんなウヨが蔓延るかぎり、平和憲法は、不本意ながらも維持せざるを得ない。

Posted: Wed - March 28, 2007 at 08:38 PM           |


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