ケリーはやっとようやくその立場を鮮明にした、「イラク戦争は大失敗」と表明


共同通信。ケリー候補は「イラク開戦は誤り」と始めてその立場を明確にした。遅きに失した感もあるが、とてもいいことである。テレビでケリーの演説を見たが、従来のケリーの演説とは打って変わって始めて正直に自分の気持ちを訴える内容となっていた。身を捨ててこそ浮かばれるとのことわざもある。これで問題の争点をはっきりさせることができた。勝っても負けても、彼は歴史に対して忠実になり得たのである。

ケリーの弱点は、その優柔不断さにあった。イラク戦争の開戦に賛成の票を投じたことが、足を引っ張っていた。実際はその投票は「大統領に開戦決断の決定権を与える」という採決であり「戦争をする」という採決ではなかったのであるが、そこは狡賢い共和党は「戦争に賛成したではないか」とケリーの足を引っ張ってきた。ケリーにとっては合衆国大統領は必要あれば戦争に踏み切れるという立場で徹底的に交渉すべきであるという至極当然の「スト権確立」の採決と同じものなのであったが、あれは甘かったことは認めざるを得ない。

これがケリーの足を後々までも引っ張ることになった。選挙運動でイラク問題を表面に押し出せなかったのだ。でも今回、ケリーはついにイラクを前面に押し出すことを決意した。

戦争ムードで舞い上がっているアメリカ国民に対してこれが吉と出るか凶と出るかはまったくわからない。でも全世界の人々にとって、これが一番大事な焦点であることは間違いない。われわれはアメリカの内国事情なんかで今回の大統領選を戦ってほしくはないのである。

これで、かりにケリーが負けることとなっても、アメリカ国民がどういう選択をしたかを歴史上で明確にすることが出来る。これでブッシュがもし勝ったなら、アメリカ国民はほんまにアホだということを世界に示すこととなるのだ。その意味でケリーは大きな貢献をしたとことになる。ケリーの勇気に拍手を送りたい。


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Posted: Tue - September 21, 2004 at 10:26 PM           |  


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