山中湖:全日本FJ級選手権が始まった!


昼過ぎ雨が上がったので湖畔に降りてみると、湖中ヨットだらけ。FJ級だ。なんでも今日から全日本FJ級選手権が山中湖で始まったという。さっそく観戦:

湖全部に白波が立つ強風。7〜8メートルの風はコンスタントに吹いておりブローとなると15メートルは超えると見た。でもさすがは全日本選手権。みな豪快に飛ばしている。

強風(おまけに山中湖は振れる風)では力量の違いが見事に出てくる。トップ艇と最終艇の差は一周近くにもなる。クローズでの差はもちろんだが、フリーではめちゃめちゃ差が出る。ジャイブ一つ間違うと半マークぐらいの差が一挙に出てしまう。面白かった。

FJ級とは高校生のディンギーというイメージだが、歴とした国際クラス。FD(フライングダッチマン)級のジュニア版だ。スナイプがスター級のジュニア版であるのと同じ。でもどうしたことか、FJとかスナイプをやった人はFDとかスターには進まない。軟弱クルージング派になるか外洋レースを志向する。日本がなかなかディンギーレースの最高峰であるアメリカズカップに出場できないのも、むべなるかなである。

それにしても山中湖の風は半端ではない。全日本級の選手でも沈が続出。34艇出廷していたが、そのうち10艇ぐらいは沈してしまった。でも皆ちゃんと起こしては再び帆走に移るのは、さすが全日本。

蛇足(沈の起こし方):
  1. 先ずスキッパーがセンターボードの付け根に這い上がり、ヨットを半沈状態に維持する(マストは水面と並行に保つ)。
  2. その間に、クルーがマストが倒れている水面から手を伸ばしてコックピット内のシート類を整理し、セールを完全にフリーにする。
  3. それが終わるとクルーは上半身を水中に入れたまま足を水上に上げコックピット内のフットベルトに掛ける。
  4. それを確認してからスキッパーは体重をゆっくりセンターボードの先端方向に移動させゆっくり艇を起こす。
  5. 艇が立ち上がると同時にスキッパーは上からコックピット内の飛び込む。クルーは何もしなくてもフットベルトのおかげでコックピットに回収される。

昔の浮力体がないスナイプなぞに乗っていた人はこのやり方を知らないから、最近のラウンドボトム・ディンギーに乗る場合は覚えておくこと。起こしてから乗り込むなぞはできない。無人のディンギーは起こしてもすぐ倒れ、くるくる回るばかりで決して起きない。散人も知らなくて往生こいたことがあるので老婆心ながらメモ。

Posted: Fri - August 3, 2007 at 05:10 PM           |


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