山中湖:はじめてモーターボートを操縦したぞ!


今日はボート免許実技の練習の日。ヨットハウス牛山の牛山社長が山中湖に出張してきてくれて朝から昼飯をはさんで午後3時頃までばっちり個人指導いただいた。生まれてはじめて自分で操縦するモーターボートは、実に爽快であったぞ。

遊泳水域を抜けるといきなり3000回転に上げて滑走してくださいという。リモコンレバーを前にぐいと倒すといきなり3000回転。すごい勢いで滑走(プレーニング)を始めた。30度北に転舵して下さいという。転舵すると船体が大きく内側に傾く。50メートル間隔に設置された三つのブイの間を滑走状態のままでスラローム。まるでスキーの小回転じゃ。スリル満点でとても楽しかった。

ちょっと難しかったのは、人命救助。指導員がいきなりブイを水中に投げて「落水者発生!」と叫ぶ。そのブイから目を放さないで減速し、回転し、風下からブイに近づき、ブイを自分で側舷から引き上げるのだが、ブイに船体をぶち当てては「救助失敗」となるし、十分近づけないで距離が開いてしまってもダメ、ブイを見失っても失格。ぶつけてはいけないと低速で近づこうと思うのだが、モーターボートはエンジンの回転を低めるとほとんど舵がきかない。十分近づいたと思ってギアを中立に入れると惰性が効かずに途端に停まってしまう。勢いをつけていかねばならないのだが、行きすぎて落水者(ブイ)の近くでスクリューなぞ後進にして回すと途端に「不合格!」になる。「人の救助もできないやつには免許はやれない」と言うらしい。まあ二度ほど失敗したけれど、すぐできるようになった。

着岸も、ヨットとは相当違う。ヨットの場合セールを全部フリーにしても30メートルぐらいは十分進むのだが、モーターボートはさっき言ったようにすぐ停まるのである。これも惰性の感じがつかめるまでちょっと時間が掛かった。

あと係留にまごついた。桟橋にはビットがあって重たいボートを引き寄せながらクラブヒッチをするのだが、ああいうポジションでクラブヒッチをしたことがなかった。いつもは舫結びをするか、クラブヒッチでも二重に輪っかを作って杭にほいと投げ込むやり方でやっているのだが、ロープにテンションが掛かっているとそれができない。ビットにロープを掛けて引っ張りながらクラブヒッチをしようと思うと頭がこんがらがってしまった。一番基本的な結び方だが、最初の手順一つ狂うとまごつくのである。まさかクラブヒッチでまごつくとは思わなかったが、危機管理とはそういうことなんだなと実感。手順が狂うから危機となるのである。

蛇足。ヨットマンはほとんど例外なしにモーターボート人種を軽蔑している。モーターボートに乗るやつは金縁サングラスにアロハ姿のマッチョというイメージ。散人も長年そういう偏見を持っていたが、もう止めた。この歳になると、ヨットマンからどう思われようが平気。モーターボートはヨットとは別のスポーツだが、これもまた面白いのである。

免許試験だが、学科試験は8月5日、今回受験者が多く実技試験は6日、合格発表は翌週の木曜日(16日)。免許の交付は、それから約10日後だとのこと(横浜まで行くのだがとても自分でいけない。しかし代理人は海事代理人という専門の資格を持った人でないとダメだという)。お役所は間違えてはたいへんだからと、書類をたくさん作って「ゆっくりと丁寧に」仕事をするから時間が掛かるとの由。国土交通省もやりますね〜。これで膨大な数の人たちを食わせているのである。

Posted: Fri - July 27, 2007 at 06:55 PM           |


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