NHK:ハンニバルの生涯……近代ニッポンにも当てはまる!


今晩のNHK。とても教訓的:
NHKハイビジョンハイビジョン特集 ◇紀元前3世紀、ローマ帝国の地中海進出に立ちはだかった伝説の軍師・ハンニバルの生涯を描く。ハンニバルは北アフリカを中心に勢力を誇っていたカルタゴの出身。幼いころから軍事的英才教育を受けたハンニバルは、やがて兵を率いてローマへ総攻撃を仕掛けた。戦は連戦連勝で、ローマの中心に迫った。
カンネの戦いでの完勝が、カルタゴを滅亡に追いやった。戦略なしに戦術で勝利しても、逆効果となるだけなのである。

真珠湾での山本五十六元帥の勝利と似ているなと思った。これはカンネの戦いと同じことだった。敵を烈火のごとく怒らせてしまった。ガチンコ勝負となれば、価値観がしっかりしている方が勝つ。これはローマ時代から変わらない。民主主義国家が常に戦争で勝利してきた所以でもある。

現代の日本は、基本的価値観がいい加減なのに、ムードだけに頼った「ニッポン精神主義」を打ち出しすぎだと思う。イナカ利権の利益と合致しているからかNHK番組は朝からそればかり。経済が落ち目だから「ニッポン」が国民の「なにくそムード」にアピールするのだろうが、これでは個別の小さい「戦闘」には勝てても、大きな「戦争」には負ける。ハンニバルと同じ。大局的に考えれば、幾ら常勝とはいえハンニバルにはローマに勝つチャンスは全くなかったのである。これは断言できる。

日本はカルタゴになってはいけない。農産物自由化や捕鯨問題なんかでのニッポンのごり押しに対しては、「それにつけてもニッポン討つべし」とする、大カトーの演説が聞こえはじめている。いい気になって国際社会の良識を信じてわがままを通してても自分は安全だなんてナイーブに信じていると、ホントにカルタゴみたいに滅ぼされてしまうよ。

Posted: Sat - December 8, 2007 at 11:30 PM           |


©