BS2映画「アンリ・デュナン物語〜国際赤十字誕生〜」……歳をとるとこういう映画に感動するようになる


今晩の衛星映画、よかった:
アンリ・デュナン物語〜国際赤十字誕生〜 : "BS2 11月29日(木)午後9時00分〜10時38分 第一条 傷病兵は国籍にかかわらず保護され、治療されなければならない あらすじ戦争の絶えない19世紀後半のヨーロッパ。負傷した兵士を救う中立的な救護団体が必要と説いたスイス人、アンリ・デュナンが『赤十字』を設立するまでの物語。"
感動したのは、個人の信念の力と言葉の強さ。

ヨーロッパが世界基準を作ったものは、いろいろあるみたいで本当のオリジナルというものはそんなにない気がするけれど、「国際赤十字」はその中でもピカイチのものだ。国と国の争いは、所詮ナショナリズムのぶつかり合いで、人類の普遍的な価値観の元では些細なことにしか過ぎないという信念から「国際赤十字」が生まれた。しかもそれが一人のスイス人青年実業家が自分の「言葉」だけでヨーロッパ中の悪辣政治家を説得して出来たというのだから、ただただ凄い。

最近のニッポンにおいては「言葉」が力を失い精彩を欠いているように思う。訴えるべき「信念」があやふやだから、言葉に力がこもらないのではないか。


蛇足:ブッシュは「ジュネーブ条約なんか知らん」という。もちろん条約調印時には米国は参加していなかったのだが、後で入ったのだから「知らん」というのは自分で自分が「非文明国」だと自認しているようなもの。日本でも日本赤十字社の社長は皇室メンバーが務める。ブッシュの暴言は、ローマ文明を葬ったゲルマン蛮族の族長の雄叫びにも聞こえる。

Posted: Thu - November 29, 2007 at 11:13 PM           |


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