TBS:「激安!夢の田舎暮らしあこがれの地はここだ」 ……正気なんだろうか?


今晩のTBS番組は、アホを通り越して、狂気そのもの:
Yahoo!テレビ - 水トク! : "北海道〜宮古島まで夢の激安物件情報満載▽新潟の掘り出し物件家&土地なんと48万円▽仰天!東京の大家族が田舎暮らし初体験!▽団塊夫の定年後の夢に妻猛反対!結果は?▽どこまでできるの?夢の自給自足生活"
紹介された物件は、品質に比較して価格が何れもべらぼうに高い。都市視聴者は正常な判断力を失っているのだろうか。

明らかにただでも買い手がつかないはずの物件に高い値段がついている。TBSはイナカの利権団体からお金を貰って番組を作っているのだろうが、都市住民の現実からの「逃避性行」につけ込んだ悪質な商法だ。

興味深いのは、この商法に騙されて舞い上がるのは、常に「男」だと言うこと。奥さんたちは、常に冷静で合理的な判断をして亭主を引き戻している。アホなのは中高年の男性なのである。舞い上がった亭主が買いたいといういくらなんでも高すぎるイナカの物件の購入を押しとどめるのは常に女性。女はエライ、尊敬してしまった。

それにしてもイナカの不動産価格は、いまだに異常に高いことに驚いた。これじゃ東京とさほど違いがないではないか。イナカではバブル期の感覚がいまだに残っているのだ。イナカの不動産価格に収益還元法がいまだに適用されないのは、この番組に出てきたアホ亭主みたいな舞い上がる人間が多いからであろう(収益還元法では、維持費ばかりがかかる不動産にはマイナスの価格しかつかないのだが、アホ亭主は分かっていない)。

都市住民が、もう少し平常心を取り戻さないと、昭和平成時期に形成されたイナカの不動産バブルは当分収束することは期待できない。バブルが正常化しないと、地域経済も正常化しない。無理やり不動産価格を高値で維持しようとするから、矛盾がいつまで経っても解消されないのだ。

付言すれば、番組で紹介されたイナカの食料品の値段も高すぎると思う。いい加減な食い物屋の価格が、東京よりも高い。イナカの住民の所得が高いので東京より高い値段でもお客がつくのだと言われてしまえばそれまでだが、スーパーでの野菜の値段も驚くほど高い。「地産地消」に縛られてスーパーに輸入食品が並ばないからだろう。自分の畑で食い物を自給できるヒャクショウにとっては商売繁盛だろうが、地方の都市住民はもう少し腹を立ててもいいのではないか。彼らは「地産地消」に縛られるあまり、あまりに地元農民に搾取されすぎていると思う。日本の農政の一番の被害者は、安くて良質の輸入農産物を選択できる東京都民ではなく、地方の都市住民であると実感した次第。

地方の都市住民よ、もっと怒れ!

Posted: Wed - November 28, 2007 at 09:23 PM           |


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