NHK「クローズアップ現代」;従業員を管理職にして搾取しまくる企業


クロ現にしてはとてもいい問題提起;
クローズアップ現代 NHK : "11月19日(月)放送悲鳴あげる“名ばかり”管理職十分な権限を与えられず自分の勤務時間すら決められないにもかかわらず「管理職」として扱われる'名ばかりの管理職'。過酷な長時間労働を強いられながら残業代も支給されない…そんな20〜30代の若手社員が増えている。"
問題は二つあると思う。

一つは、「管理職」の名前に拘る従業員。「名ばかりの恰好だけの管理職」なら受けるな。その助平心を企業側につけ込まれる。

二つは、企業の近視眼的戦略。短期的な残業代削減メリットを追求し、従業員を一旦管理職にしてしまうと、その時はいいが簡単に解雇できない。社内システムを抜本的に改革しないと、10年後、20年後に大量の働かない「窓際族」を生産することになるのだ。そのおかげで多くの日本企業が行き詰まってしまった。近視眼的企業戦略のおかげである。

それにしても、コンビニ店長の仕事はパートでも出来るというくだりに関係して、思い出すのは米国映画「アパートの鍵貸します」でのジャック・レモン。保険会社のサラリーマンで何百人と一緒に機械式卓上計算機を操作するだけの仕事をして、ニューヨークに素敵なアパートに住める給料を貰っていた。60年代とはそういう時代だったのである。電子式コンピュータなんかがなかったから、そんな仕事でも高収入が得られた。でも、今から考えると、誰でもおかしいと思うはずだ。その時代に機械式計算機を操作して高収入を得た「サラリーマン」の時代はとっくに終わりになったが、その生活を描いた映画は不滅。いろんな意味で、感慨無量。

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現代日本にも、「アパートの鍵貸します」のジャック・レモンと同じような仕事をしながら、昔の高収入を得続けようとして時代の変化に抵抗する利権集団がイナカにだけは存在する。彼らはとても大きな政治力を持っているので、ニッポンはなかなか近代化できないでいる。だからニッポンの国際競争力は低下するのである。

Posted: Mon - November 19, 2007 at 09:17 PM           |


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