NHKハイビジョン:伴大納言絵巻に見るニッポン・マンガの伝統……日本文化はこの1000年確実に退化したという発見
NHKは例によって、ニッポン文化の伝統は素晴らしい、伴大納言絵巻は日本のマンガ文化に連続しているという「ニッポンイスト」に媚びまっくた番組:Yahoo!テレビ - ハイビジョン特集: "国宝の名画の謎▽特撮を駆使して絵巻の世界の中に入り込み徹底紹介"
おいらは、平安美術も現代マンガも知らない俗人だが、この番組を見て、この二つはまるっきり別のものだという印象を限りなく強くしたのでありました。
現代の漫画家連中が、伴大納言絵巻をマンガに再現しているのが紹介された。余りにもひどい伴大納言絵巻のマンガ化だった。日本のマンガの表現レベルは、著しく低い。一々言わないが、描写力や表現力の差が、余りにもひどいのである。マンガは平安絵巻の伝統だなどとは言わないで欲しい。ニッポン文化は所詮現代マンガレベルであると誤解されてしまう。現代マンガは、平安時代の絵巻物と比べ、確実に退化した表現技法である。それを愛読する人間の頭の中も、確実に退化している。
今のニッポンでは、女の子の「かわい〜」が文化であるという。大の成人が「かわい〜」を連発。それで自分が「かわい〜」とみんなが信じていると思っているらしいが、世界の普通の人間にとっては「キモチワルイ〜」以外の何ものではない。お願いだから、渋谷以外ではあんな恥ずかしいこと言うのはやめて欲しい。ましてや国外ではやって欲しくない。ニッポンの恥だ。
こういうアホ子供文化に迎合しなければニッポンの「いいところ」が見つけ出せないという中年「ニッポンイスト」の焦りが、ますますニッポン文化を異常な方向に押し進めているように思う。責任は、渋谷のアホ女子中学生にあるのではなく(もとより彼女たちは文化の発信者なぞを気取ってはいない)、くたびれた中年「ニッポンイスト」の自己満足指向にあるのである。
Posted: Sun - November 4, 2007 at 08:27 PM
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