NHK:「農業は命だ、1億8000万円貰っても、絶対止めない」(成田空港反対派農民)


今晩のNHK首都圏。成田空港脇の、ほんの小さな細長い1アールばかりの野菜畑で農業を続ける農家のために、成田国際空港は危険な変則運行を続けざるを得ないでいる。おまけにその農地は借地権に過ぎないという。成田空港公団は1億8000万円の立ち退き補償金を用意するが、この農家は断固として受け入れない。

ごく小さなレタス畑だ。でもその農家によると、何でも無農薬の有機栽培なので、1億8000万円以上の値打ちがあるという。

日本では農地の私権が過大なまでに保護されすぎている。これについて、高坂正堯は戦後GHQが日本を二度と強国にしないために仕組んだ制度的時限爆弾だったと指摘している:
10/26 Today ザマの戦(BC202)……カルタゴを破壊し尽くしたローマ軍 : "高坂正堯によれば、世界中で土地私権が一番強く守られている国は、日本とドイツ(旧西ドイツ)らしい。何れもアメリカに負けた国。GHQには「日本を再び豊かな工業国家にしてはいけない、アジアの貧しい農業国にとどめるべきだ」とする意見が根強くあった。土地私権の強化もその一環。その結果、成田空港がいつまで経っても完成しないとか、日本の農業改革がいっこうに進まないとか、諸弊害が出ている。GHQが仕掛けたグレコ・ロマーン的な「仕掛け」が機能しているのである。"

もちろん、成田でごねているノーミンは「サヨ農民」だ。でも、ニッポン軍国主義が大好きな「ウヨ農民」も、同じように農地の私権絶対主義にアグラをかいて、都市住民の負担の上にいいように暴利を貪っていることには変わりはない。サヨであれウヨであれ、ノーミンはみな同じエゴイストなのである。

Posted: Tue - October 30, 2007 at 08:13 PM           |


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