NHK:ラトビアの伝統楽器の職人……伝統に拘らないのが印象的
いまなんとなしに見ていたNHK番組:Yahoo!テレビ - こだわりライフ・ヨーロッパ : "ラトビアで人気を集めている伝統楽器'コクル'を作っている職人を紹介する。旧ソ連時代に国営楽器工場で働いていた彼は、1991年のラトビアの独立後、祖国の伝統音楽の普及のため改良型のコクルを制作するようになった。1台作るのにおよそ1カ月。1人で多く作ることはできないが、彼は祖国のアイデンティティーの回復に力を添えられれば幸せだと語る。"
ラトビアの街は美しい。そこで頑張っている「伝統」職人も、進取の気性に富んでいて、エライ。
ラトビアの伝統楽器に「コクル」というものがあるが、出せる音階に制限があり、未熟な楽器でしかない。それを改良して「コンサート」にも使える高性能の伝統楽器を作っている職人の姿。金属などの部品を大胆に取り入れ、音色はそのままに飛躍的な性能向上を図っている。感動した。
人類の歴史は、こういう風に伝統的なものに改良を重ね、進化させることの繰り返しだった。その意味で、このラトビアの職人はまさに「伝統的な」立派な職人なのである。
それに引き替え、最近のどっかの国では、生産性が悪かろうと性能が今ひとつであろうとも「昔のままの伝統」こそがいいとして、それを美化する風潮が蔓延している。NHKの昼間の番組の大部分はそういうプロパガンダのために使われている。都市住民に実際価値以上のお金を払わせて搾取しようという姑息な手段だが、昼間テレビを見ている家庭の主婦達は可哀想にも洗脳されてしまう。嘆かわしいことである。
追記)ラトビア語というのははじめて聞いたが、あれはスラブ系じゃない。ゲルマン系の言葉だ。昔のプロシアの植民地ではなかったか。社会主義ソ連に併合されてからはずっと搾取の対象となり貧しい地域に留まった。要はラトビア市民が稼いだお金はソ連全体への「ばらまき」に使われてきたのである。南米に逃げ出した人も沢山いる。搾取されるよりは搾取されない方がいいのに決まっているから。でも、いまの「独立」ラトビアだったら彼らも故国に帰るだろう。日本の都市住民も国内で幾ら稼いでもイナカへの「ばらまき」の財源として搾取されてしまうので、いまや大挙して資産を海外に移している。ラトビアのように都市住民が搾取されないような状態となって、はじめてニッポンのお金はニッポンの留まることになるのだろうが、それはいつのことか。
Posted: Sat
- October 6, 2007 at 06:57 PM
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