NHK特報首都圏;イジメに悩む社員たち……これ、よかった
今晩のNHK。クニヤがいないといい番組が流れる:NHK首都圏放送センター [特報首都圏]: "労働問題を扱っている弁護士たちが取り組む電話相談で、職場での「いじめ」や「嫌がらせ」を訴える相談が増えている。2004年度には、全体の相談件数の8%だったが、今年度はすでに20%近くに達している。過剰なノルマや言葉のパワハラ、人格否定などによって、退職を余儀なくされるケースが多い。去年から全国の地方裁判所で始まった「労働審判制度」を利用して、いじめや嫌がらせのため退職に追い込まれたと企業を訴える人も増えている。職場でのいじめや嫌がらせ。その実態と背景を伝える。"
会社内でのイジメは、学校のイジメより、はるかに問題である。
学校でのイジメは、せいぜい数年間で、バイバイすることが出来る。また試験とかの客観的な評価基準(リベンジの機会)がある。でも会社は別だ。特に終身雇用を前提とするニッポンの会社では、イジメと一生付き合わなければならない。客観的な業績評価基準が確立されていないことも、イジメをのさばらせる。勤務評定とは、要は上司の「好き嫌い」なのである。これが日本の企業の国際競争力を低下させることに繋がっている。
外国でも会社内のイジメはある。でも、労働力の流動性がある程度確保されている。終身雇用制のニッポンでは、それものぞめない。
イジメを有効にする要因の一番大きなものは「逃げ場がない」という制度的な要因だ。「嫌だったらよそに行けばよい」という常識が通用しないからイジメをする側はやりたい放題となる。だから軍隊なんかでイジメが横行する。
いくら「イジメはやめましょう」とPTA小母さんが言っても、無駄。人間であるかぎり社会のイジメはなくならない。唯一の解決策は、イジメに遭ったら余所に行けるというオプションだ。学校ではまだそのオプションが存在するが、終身雇用制度にあるニッポンの会社ではそれは存在しない。お父さんは、頑張り屋だから、子供と違ってそれを我慢する。文句を言わない。自衛本能から横並びの集団に合わせるだけの迎合的な人間になってしまう。ニッポンの会社は停滞するのである。
最近の日本企業の国際競争力の低下は、いちじるしく顕著である。トヨタなどの在来型のローテク大量生産部門ではまだ頑張っているが、ハイテク部門では軒並みさんさんたるものだ。これは企業内でイジメが有効で、そのおかげで社員が萎縮しているからだと言っても言いだろう。労働力の流動性を可能にする制度改革が、喫緊の課題として望まれる。
Posted: Fri - March 2, 2007 at 10:20 PM
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