NHK衛星 香港PHX:討論「北朝鮮問題」‥‥面白かった!


NHK衛星BS1でやっている香港PHXの討論番組はいつも面白い。中国人のディベート能力の高さにいつも感心するが、今回は北朝鮮問題。

「北朝鮮体制は崩壊するか」との問題に付いて4人の論者の意見は真っ二つに分かれる。「歴史を見れば国民が食えなくなっている状況では必ず体制は崩壊する」と主張する二人(そのうち一人は何舟教授、彼は最近までなんと東ドイツで「体制崩壊」の研究をしてきたとのことだ)。一方、司会者と銀行家は「外敵からの圧力がいよいよ北朝鮮国民の結束を強める」と主張。もちろん結論などはできなかったが、視聴者からの「体制が崩壊するかどうかは中国の支援次第だ」とのメールも読み上げられた。中国(香港)のネットユーザーの質はかなり高い。

面白かったのは、討論に参加した銀行家が「国際政治は常に二枚舌を使い分けなければならない、中国政府は汚いことはできないが、それができるならず者北朝鮮は中国にとって利用価値がある、国益を考えれば北朝鮮を崩壊させてはならない」と堂々と主張したこと。敵ながらあっぱれである。わがニッポンでは、きれいごとばかりで、なかなかこんな議論が出てこないのだな〜。

散人流に議論を総括すると、中国からの食料支援を止めると北朝鮮は、体制が崩壊するしないは別として、かなり大変なことになるということ。それともう一つ。北朝鮮の体制が崩壊したり、崩壊の瀬戸際に立たされると、中国にとっても大変なことになるということ(何舟教授は北朝鮮からの中国への難民は韓国に送ればいいと言っていたが、それは甘いだろう)。

結局、中国にとって一番賢い選択は、こっそり北朝鮮に食い物などの支援物資を送り続ける、それで危機を先延ばしにするということしかないのかな、との印象。

Posted: Tue - October 17, 2006 at 07:07 PM           |


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