NHK国会中継:安倍晋三首相の「A級戦犯責任は政府は関知しない」発言は、とてもプアーだ


午後、日頃いい加減な散人としては珍しく一時からの国会中継をテレビで見ていた。安倍晋三首相の民主党岡田氏への答弁には、正直、非常に失望した。

のらりくらり逃げるのは政治家にとって当たり前。でも、己の基本的な政治姿勢に付いては、政治家は逃げてはいけない。ところが今日の安倍は逃げてばかりであった。あれでは、ウヨもサヨも誰も満足しない。どうしてはっきり自分の考えを言わないのだ。日本政治の骨幹に関わることだけに、総理大臣が逃げていたら、どうしようもないのである。

A級戦犯を犯罪人として扱うことは、サンフランシスコ講和条約で日本政府が受け入れたことである。それを安倍総理は「あの時はいやいや調印したもので‥」との趣旨の発言をして、「国内法では犯罪人ではない」という。岡田氏が「条約の方が国内法より優先されるのは当たり前のことだろう、小泉総理ですらそれを認めていた」と聞くに、お経のような答弁を繰り返すだけ。

政治家はタッチーなことに付いては、本質を付く答弁をしないことはわかる。でも、これはタッチーな問題なんかではなく、日本国の基本姿勢に関する重要な質問である。ウヨの立場でも結構。どうして真正面から答えないのだ。それを真正面から向き合おうとせず、はぐらかすことに終始した安倍晋三首相には、正直いってニッポンの将来を託せるのか、疑問を感じた。

今日の国会での安倍総理の発言は、自分の言質を取られないことだけをよしとする日本風土においてはよかったのかもしれないが、国際社会の普通の感覚を持つ人たちにとっては、理解しがたいものだった。安倍晋三は、ひいてはニッポンは、国際的に孤立する方向にまっしぐら。安倍がどうなろうとどうでもいいが、ニッポンがだめになるのは、困る。

Posted: Fri - October 6, 2006 at 08:35 PM           |


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