NHK:商店街のシャッターに画を描く「画家」が街を活性化(?)
今やっていた首都圏ニュース。横浜の商店街のシャッターにスプレーで画を描く元画家志望のデザイナーがいる。なかなかのものだ。でも、シャッターが閉まっている時しか、その画は見えない。商店街活性化のために描く彼の絵を見るためには、商店のシャッターが閉まっていなければならない。なんか、矛盾だ。
大規模郊外型モールに押されて商店街は不振。どんどん閉店が目立つ。営業していても閉店時間が長くなる。だからというところだろうが、「閉店の印」であるシャッターをせめて見栄えよくしようという。あまりに悲しい。そもそも、どうして夜になればシャッターを下ろさねばならないのか? あんなもん、こじ開けようと思えば、プロにとってはいとも簡単。ないに等しい。それよりショーウィンドウを夜でもイルミネーションして明るくしておく方が、商店街はよほど美しくなるだろう。日本の商店街のショウウィンドウ自体があまり魅力的じゃないことも背景にある。そもそもショウウィンドウを言う観念がない(開口部はすべてオープンにして商品を並べるのが商店街のやり方)。だから夜は無機質のシャッターだらけとなる。19世紀に全盛を誇ったパリの商店街「パサージュ」。百貨店の出現ですっかり寂れてしまったが、今これが見直されている。その魅力は、やはりショウウィンドウだ。例えお店がしまった後でも、ショウウィンドウには灯りがついている。とても魅力的で、19世紀にタイムスリップした気分になる。日本の商店街も、己の店の外観を、自分の商品と責任でアトラクティブにする必要があるのではないか。外観は他人に頼るものではない。
Posted: Fri - August 25, 2006 at 07:04 PM
|