NHK「靖国討論」……今さらとの感。それより靖国参拝とセクハラの関係を議論すべき


今晩のNHK討論番組。麻生さんまでが出ていて、面白そうかなと思ったのだけれど、司会が例の時間配分しか考えないアホだったので、途中でオードリーの映画に変えた。靖国問題はセクハラ問題と同じように考えれば、よくわかる。

散人は宗教的な人間ではないので、「霊」とか「魂」とか言われても、よくわからない。全ての葬式は、死者のためではなく、生きている人間の「精神的な安堵」のためのものだ。靖国神社に祀られている「英霊」についても然り。これは戦争中の死者のためと言うよりは、いまの日本国民の「心の問題」なのである。その意味に置いて、すぐれて「現代的」な問題。

いろいろ意見はあろうが、議論するのは疲れる。しょせん不毛の議論。むしろ、靖国問題を「国際エティケット」の問題として考えた方がいいだろうと思う。

カレーライスをかき回して食べるのが好きな人がいる。ところがそれは許せないという人もいる。韓国ではビビンバはかき回して食べる。ブラジルでもそうだ、猫メシだと開高健は怖気をふるっている(『オーパ』)。でも、麺類を食べるときに音を出す習慣には耐えられないとする民族も多い(映画「タンポポ」)。お互い様である。どっちが正しいとか言う問題ではない。必要なことは、相手が耐えられないような嫌悪感を感じることはしないというのが文明人の処世術であるということ。

この「理屈ではない」というのは、「セクハラ」の定義を見れば明きらか。日本の法律では、「相手が嫌がることを強制し、それを繰り返せせば」、その行為の正当性の議論とは別にして、立派な「セクハラ犯罪」は成立するのである。これは「男女逆差別の法律だ」ということなかれ。エティケットの基本はこういう事から來ているのである。

日本の内閣総理大臣の行動が、近隣国に不快感を与えている。「そばを音を立てて食ってどこが悪い!」もしくは「猫メシのどこが悪い!」さらには「職場での親密な女性部下との関係維持のどこが悪い!}と力説する前に、不快感を与える行動を慎むべきである。これがエチケットである。これが分からない人は、社交が出来ない。国際関係をハンドルする資格はない。

Posted: Tue - August 15, 2006 at 09:28 PM           |


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