「漱石の文学は“ホモソーシャル”という概念でようやく解ける」(森まゆみ)


2月号の「東京人」は、夏目漱石特集。出てくるべき人たちが出てきて、それぞれに中身の濃いことを書いてられる。特に森まゆみのは面白かった。

恥ずかしながら“ホモソーシャル”という言葉は知らなかった。ネットで調べてみると、けっこう使われているようだ。これが参考になるか↓

「ホモ・ソーシャルな人間関係の陥穽(かんせい)」

要は結婚もして子供も作るが、社会的には男性同士のギルドを固く作り、その中で生きるのが好きな人をさすらしい(女性にも使える言葉のようだ)。

そういわれてみると、漱石の描く女性像をいうのは、おっしゃるとおり薄っぺらでステレオタイプが多いな。

森まゆみはこう結ぶ:
そんな男たちの友情の輪が、千駄木や西方町を舞台に渦を巻いていたと思うと、私はなんだかせつなく、指をくわえてみているような、シャクな気持ちになるのである。

お気の毒。でも、荷風もそうだったが、明治の文豪も、女性の目から光を当てると、別の姿が明らかになるようで、とても興味深い。

これ以外にも写真など豊富で2月号はお薦め。

Posted: Sat - January 14, 2006 at 11:58 AM           |  


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