NHK教育「この人と語ろう」安藤忠雄……彼はしゃべりすぎ?


今晩のNHK教育。安藤忠雄のインタビュウー番組。これだけで一つの番組が成立するから、驚き。芸術家とか建築家があまりしゃべりすぎるのもどうかね。

浅草名物のアサヒビール本社の屋上の「アート」。ウンコみたいだと酷評を受けたことがある。それを聞いた設計の担当者(フランス人建築家フィリップ・スターク)は、こう答えた。「クソみたいな設計料しか受け取れなかったので、クソみたいな商品を提供した!」。ピカソも晩年は、自分の「芸術」については、冗談ぐらいにしか考えなかった。「斬新なアイディア」をどんどん発信する安藤忠雄も、いまやピカソの心境に達したか!

原宿の由緒あるアパート。安藤忠雄の設計による立て直しの作業が進んでいるが、ついこの間まで「普請中」だと思っていた。ところがあのけったいな外壁のまま(工事用の目隠しかと思っていたら、それがそのまま外壁なんですね)完成となるという。あれじゃ、もとの方がよほどよかったな。

日本の芸術エスタブリッシュメント社会は、閉鎖的で、インサイダーが好きなことをやれるようになっている。自分の「遊び心」と「冒険心」を自由奔放に発揮できるのだ。自由奔放は結構だが、それはご自分のお金や場所で遊んで頂きたい。おいらの税金やおいらの都市空間を使うな!

このままでは、日本中が「ポンピドゥーセンター」みたいな建築で埋め尽くされることになるのか。芸術家がしゃべりすぎると、ろくなことはない。

Posted: Tue - January 10, 2006 at 08:56 PM           |  


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