アテネ五輪:一番金メダル獲得数が多いのは欧州連合(EU)だった!


日経。アテネ五輪でもっとも多くの金メダルを獲得したのは欧州連合(EU)だったーー。欧州委員会が最近、こんな「戦果」を発表したらしい。

加盟国25カ国の金メダルを合計すると82個となり、米国の35個を大きく上回る。「2008年の北京五輪では各国の国旗とともにEUの旗を掲げよう」とプロディ欧州委員長は大はしゃぎしていると。

まあ喜ぶのは結構であるが、EUがこれだけたくさんの金メダルを獲得したのも、「EUが一つの国」じゃないから。つまり各国が隣の国には負けまいと競争しているからである。現に、東西ドイツが統合される前には、西ドイツと東ドイツのメダル獲得数を合計すると世界一となった。内心東西ドイツの統合に危機感を抱いていたスポーツ関係者もいたはず。でも実際の統合されてしまうとメダル獲得数は大きく減少。ドイツ人同士の対抗心がなくなったからである。

これは意外に奥が深い問題である。スポーツに限ったことではない。産業経済においても、競争がどれだけ大切であるかを物語っているからだ。

一つの特定衰退産業の周りを障壁で囲み、外部からの新規参入を認めないやり方をとっていると、競争力が更に落ちる。メダルも一個も取れなくなるのである。衰退産業の自然死を待つのも一案だが、それまでには国民のほうが先に死んでしまう。「長期的にはみんな死ぬ(だから今すぐ行動しなければならない)」とケインズも喝破した。


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Posted: Tue - September 14, 2004 at 10:40 AM           |  


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