東京港内の水上を遊ぶ……お江戸はやっぱり水の都だ


散人のホームポートは山中湖だが、やはりいろんなところでボートに乗りたい。そもそも山中湖は冬期には凍結する。で、ヤマハマリンクラブ(Sea-Style)に入会した。全国200個所以上のマリーナで格安値段のクラブ艇が利用できるのだ。まずは近場でということで東京港にある勝どきマリーナを試す。なかなかよかった。

勝どきマリーナは新宿から車で30分(それも朝の通勤時間で)。銀座を過ぎると勝どき。一転して都営住宅が建ち並ぶソヴィエット・ロシア的風景。でもその一角にひっそりと隠れている勝どきマリーナは昔々の月島住宅の雰囲気を濃厚に残している。まるでハマちゃんが住んでいそうなところ。初日と言うことで3時間も掛けて水域の安全レクチャーをやってくれた。以下メモ:
  1. クラブ艇三艇(AS21 60HP, 90HP, ベルフィーノ 60HP)。半日レンタル料7000円から。ガソリン代(リッター190円)別。土日以外はだいたい直前予約で大丈夫。使用後、艇の清掃はスタッフがやる。
  2. 東京港内においては港則法が適用される。プレジャーボート(雑種船)はそれ以外の船舶を避けなければならない。
  3. 進入禁止の危険水域。葛西臨海公園沖浅瀬。羽田空港と京浜島の間の水路。荒川の荒川大橋右岸沿い、船堀橋と葛西橋間の右岸沿い。他は全部OK。
  4. 特に東京ディスニーランドと葛西臨海公園前の浅瀬は広大で極度に浅く危険で事故多発。ディズニーランドに行くには、沖から江戸川をまっすぐ目指して右側によって遡航するか荒川から葛西臨海公園沿いの水路を利用する。
  5. 隅田川は桜橋まで遡航OK。荒川はハープ橋まで。神田川は水道橋まで(柳橋を通るときは頭を下げること)。江戸川はニューポート江戸川まで。
  6. 隅田川と荒川を結ぶ小名木川昇降式運河(水位差3メートル)のロックゲイトの通過にはそれぞれの水門で20分間を見ること。水が注入されて水位が変化するときには岸壁に仮係留すること。料金は無料。
  7. パブリック船着き場。勝どき橋右岸、吾妻橋右岸、言問橋右岸にそれぞれ1個所。無料。トイレとか簡単な買い物に使う。ただ船着き場には道路からは入れないようになっているので、一人は船に残っておくこと(帰れなくなる)。
  8. 航路以外ではアンカーOK。ただ、お台場入江の奥(人工ビーチ前)は動力船進入禁止。
  9. 木場貯木場には進入禁止。
  10. 桟橋付きレストラン。夢の島マリーナ、東京湾マリーナ、レインボーブリッジから一つ入った水路のレストランなど。
  11. 水路が迷路みたいになっているので、帰り方が分からなくなるとGPSの航跡を逆に戻ること。
  12. 停泊中の外国船籍の本船の70メートル以内には近寄らないこと。国際条約に基づき逮捕・留置される。また外国軍艦の300メートル以内には近寄らないこと。撃たれても文句は言えない。
  13. 浜離宮には船で進入可能。正面入り口から歩いて入れば高い料金を取られるが、隅田川から公園の堀に船で入れば無料。花を見ながらお弁当を食べるのにいい。
  14. 夢の島マリーナは公営マリーナなので係留料が安い。水道・電気ただ。事務所を借りるより安くつくので大型クルーザーをつないで事務所がわりに使っている人もいる。ビジターバースは空いておれば使っていい(千円ちょっと)。みんな船を繋いでから公園に上陸してバーベキューをやる。

などなど、船を出して丁寧に教えてくれた。東京は昔から水の都だと再認識。そういえば昔の漱石の家族は神楽坂河岸から船に乗って下町に芝居を見に行ったという。いまは神楽坂河岸までは遡航出来ないようだが(水道橋まで)ほとんど近くだし、あまり変わっていない。神田川、隅田川もカミソリ堤防は止めてもっと水辺に桟橋付きレストランなどを作れば東京も昔の江戸みたいに楽しくなると思う。

蛇足)乗ったのは60馬力エンジン付きのAS21だったが、艇が重くスロットル全開にしても回転が上がるだけで速度がでない。回転を上げざるを得ないので4ストのくせにうるさい。スキーターSS90なら半分の回転で倍のスピードは出るだろう。今度は90馬力を試してみよう。

Posted: Fri - October 12, 2007 at 03:53 PM           |


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