アテネ五輪:攻めて攻めて、自分でゲームを組み立てた選手が「金」を獲得している(日経春秋)


日経春秋子がいいことを言っている。
実力者についてゆくレースも悪くはない。ころ合いを見計らって抜け出すか、最後まで粘りきれば、上位に入賞の可能性は高い。ところが、アテネ五輪の女子マラソンで野口みずき選手は、周到に計画した早めの二段スパートで、自らゲームをつくりにいった。(中略)水泳も柔道も、攻めて攻めて、自分でゲームを組み立てた選手が「金」を獲得している。「ここはとにかく強者についていって」——。逆転の展望を欠いたこんな小判ザメ作戦は、世界との競争にはもう通用しない時代なのかもしれない。
これはスポーツばかりじゃないな。

春秋子は企業の技術開発についてこれを言われているようだ。こう締めくくられる:
昨日の夕刊に、日本企業が国際特許の出願件数で躍進しているという記事が載っていた。製品ではリードしていても、基本技術では欧米を追走することも多かった日本の産業が、自分でゲームをつくるだけの技術開発力を持ち始めている。スポーツも技術も、キャッチアップの先、自力の仕掛けが勝負の帰趨(きすう)を決める。

でも、これは国際政治についてこそ言えることではないか。小判鮫のように自分の定見もなくただただ強い国に着いていくだけの外交では、もう日本の国益は守れなくなっているように見える。


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Posted: Tue - August 24, 2004 at 10:39 AM           |  


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