3/6 Today 永仁の徳政令発令(1297)……これで味をしめた日本政府はこれを「お家芸」とする


蒙古との戦争の後で借金に首が回らなくなったご家人を救うため鎌倉幕府は本邦最初の借金棒引き令を発令する。金貸しのお金を没収して自分の部下の御家人達に再配分したと云うこと。国民経済的には結果は散々だったが、御家人達は得したことは得した。特定集団から別の特定集団への「富の移転」に成功したのである。お上はこれで味を占めて以後何百年に何度となく同じことをやり続け、徳政令は日本政府の伝統的お家芸となる。

つまり鎌倉・室町時代の度重なる徳政令とか、江戸時代の小判の改鋳とか、敗戦直後の預金封鎖と超インフレなどなど。

戦後の借金財政によるばらまき公共事業と補助金農水政策、さらに地価バブルを起こした高度経済成長政策も都市住民の所得を農村部に制度的に移転させるシステムであり一種の徳政令である。結果は大成功で農家の生活レベル(世帯あたり所得と一人あたり消費支出)は都市勤労者世帯より豊かになった(農水統計に数字が自慢げに掲載されている)。


(再掲載)

追記:最近の地方財政の破綻を大げさに報道するNHK番組(例えば道路財源バラマキのおかげで地方の借金が増えてたいへんとする昨晩のクロ現など)も、既得権集団の借金棒引きを企む「平成の徳政令」の地ならし作業としてみればよく分かる。

Posted: Thu - March 6, 2008 at 07:30 AM           |


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