3/22 Today 出歯亀の逮捕 (1908)……


「出歯亀」こと池田亀太郎、東京大久保で逮捕さる(1908.3.22)。女湯のぞき見常習者であった。亀は死すとも名前が残った。

昔の江戸では婦女子が庭先でタライを使うというのが一般的で誰にでも見えてしまっていたのだが、明治になって日本も「文明化」され女湯を覗くことは犯罪行為となっていたのである。

「出歯亀」とは池田亀太郎のあだ名。池田亀太郎は何でも出っ張っていく性行があり、そうあだ名されていたらしい。でもこれで「出歯」のイメージが悪くなった。

日本人の歯並びは国際的に見てよくない。このことを指摘すると、ニッポンナショナリストとか農村ウヨクからは「欧米人は歯列矯正をしているから歯並びがきれいに見えるだけだ、ニッポン人は出っ歯ではない」というヒステリックな反論を浴びるのが普通。でもちゃんと統計的データと科学的説明がある。↓

「関西人には出っ歯が多い」(竹内久美子)

竹内女史は遺伝的側面を強調しているが、食生活の違いも大きいと思う。中世以来低かった日本人の背丈は学校給食で牛乳を飲むようになってから急に高くなった。歯並びも昔に比べてよくなったように思う。それまでは「伝統的食文化」や土壌要因による日本の野菜の伝統的カルシウム不足がニッポン人の体型に何らかの影響を与えたはずだと考えることこそが科学的だろう。

農水利権団体の政治圧力に負けて「食育」とやらで無理やり子どもに「粗食・伝統食」ばかり食わせることを続けていると、ニッポン人はまたぞろ「出っ歯短足胴長」民族に戻ってしまうのではないか。


(再掲載エントリー)

Posted: Sat - March 22, 2008 at 05:22 AM           |


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