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上杉鷹山没(1822)……既得権者との戦いは200年前もたいへんだった
米沢藩の改革に心血を注いだ上杉鷹山がこの日没(1822.3.11)。どんなことをしたのかは、藤沢周平の遺作『漆の実のみのる国』に書いてある。当時の米沢藩の問題は人口比率でサムライの数が多すぎたこと。農産物の収穫は限られているしサムライは働かないで給料だけもらうので財政は赤字になる。やることは決まっている。生産力の増強(漆の植え付け)とサムライのリストラ。足軽も土木工事で働いてもらう。ところが既得権を持っているサムライ達の抵抗はすさまじい。改革はなかなか進まない。
結局、改革の成果が具体化しないうちに鷹山は死ぬことになるが、何とも重苦しい読後感である。藤沢周平は『漆の実のみのる国』を書きながら現代日本を思い浮かべていたのだと思う。やるべきことは決まっているのに、なかなか前に進まないどころか逆行が進んでいる。国民の55%がなんらかの既得権で食っているという異常なシステムが定着してしまったからだ。
(再掲載)
Posted: Tue - March 11, 2008 at 10:47 AM
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