2/9 Today 井上準之助暗殺(1932)……「空気」に逆らった政治家の悲劇


信念の人(?)井上準之助は血盟団のテロに倒れる:
井上準之助 - Wikipedia: "井上 準之助(いのうえ じゅんのすけ、明治2年3月25日(1869年5月6日) - 昭和7年(1932年)2月9日)は、大正〜昭和初期の政治家、財政家。日本銀行第9、11代総裁。第二次山本、浜口、第二次若槻内閣の蔵相。"
真面目に構造改革をやったらウヨに殺されてしまった。

第一次大戦中のバブルが崩壊し、世の中はとても不景気になった。熱狂と恐慌が繰り返されるのは資本主義の宿命。井上はバブルで歪んだ経済を正常に戻すために強引なデフレ政策をとる。当然、超不人気。最後は「国民の敵だ」として血盟団に殺されてしまう。

井上の経済政策はいまだにその評価がはっきりしない。当然ケインジアンは井上は馬鹿をしたというが(散人も以前はそう考えていたが)そう話は簡単ではない、後を継いだ高橋是清のリフレ政策で景気は一時的によくなったものの、軍事予算の大盤振る舞いに繋がり日本は戦争に向けてまっしぐらとなる。井上が頑張っていたら(戦争準備も出来なかったので)戦争も起きなかったかも知れないのだ。

人生万事塞翁が馬。戦後経済もそうだ。日本の景気を支えるためだといって地方に大盤振る舞いのバラマキを続け、膨大な財政赤字を積み上げ、遂にニッポンの構造を歪なものにして、日本は国際競争力を失ってしまった。井上準之助みたいに腹が据わっていない政治家は、ウヨに殺されるのは嫌なので、バラマキを続けざるを得なかったのである。

「空気」に流されるとろくなことはない。

Posted: Sat - February 9, 2008 at 12:03 PM           |


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