1/23 Today 八甲田山「死の彷徨」(1902)


今日も雪。雪の中で死んでいった兵隊さんたちに、合掌:
1月23日 今日は何の日〜毎日が記念日〜: "八甲田山の日 1902(明治35)年、八甲田山へ雪中行軍に出かけた兵士210名が遭難した。冬の八甲田山は本来は冬の重装備が必要だったが、指導部の無謀さから兵士は軽装のまま行軍を開始したため、猛吹雪の中で道を失い寒さと飢えと疲労の為に遭難して行った。25日になって199名の死亡が確認された。"
大将がアホだと、兵隊さんたちがたくさん死ぬ。

アホだったのは、現場の無能な指揮官ばかりじゃなかった。「思いこみの強い」当時の日本社会の「コメ崇拝」信仰もあった。兵隊の食糧は白米の握り飯だったのである。すぐに凍ってしまって食えなくなり、部隊は歩き続けられなくなったのだ。白米食は寒冷地には向かない。第一、昼飯の度に「飯ごう炊さん」に一時間も掛けて居ればまともな作戦は出来ない。そういう理由から寒冷地である山中湖地方では昔からコメは食べない。八甲田山事件でコメは寒冷地の兵糧として向いていないことが明らかになったにもかかわらず、陸軍軍医総監の森鷗外は「コメこそニッポン人の命だ」と訳の分からないことを言い続け、多くの将兵を栄養不良や脚気で死なせてしまった。

同じことが、最近流行の思いこみの強い「食育」にもみられるのではないか? コメや地場農産物を出来る限りたくさん売ろうという農村利権団体の経済的動機も絡んでいるだけに、なかなか冷静で科学的な議論が出来ない点が悩ましいところ。

Posted: Wed - January 23, 2008 at 09:44 AM           |


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