1/1 Today 戊子(つちのえ・ね)元旦……新しき年の始の初春の今日降る雪のいや重け吉事


戊子(つちのえ・ね)の年は「拡張期で繁栄しつつも、内に新たな芽が育つ時期」とのこと。いい年でありますように。

掲題に引用した歌は大伴家持の歌。万葉集の最後を飾る歌であるとともに、家持最後の歌でもある。藤原家にいじめられ政治的に挫折し、因幡国守に左遷された大伴家持は天平宝字3年(759)の正月、皆を集めてこの歌を詠んだ。歌の意味は、「新年の初春の今日降る雪、この豊作の徴(しるし)である雪がしきりに降り積もるように、今年良い事よ積もれ、積もれ」というようなもの。「新しき」は「あらたしき」と読む。でないと感じが出ない。かなで書くとこうなる:

「あらたしき としのはじめの はつはるの きょうふるゆきの いやしけよごと」

幸福とは宝くじに当たるときのようにどっと一度に来るものではない。降る雪のようにひとつひとつは小さくはかなくとも、積み重なれば深くなるのである。

日本海側は雪だそうだ。降り積もる雪のように、今年はいいことが積み重なればいいですね。

Posted: Tue - January 1, 2008 at 07:04 AM           |


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