8/6 Today
広島平和記念式典、毎年これを見る度に思うのだが……
NHKなんかは朝からこればっかり。まるで恒例の年末紅白歌合戦だ。そんなことを言うとまた叱られそうだが、あの朝日新聞に興味深い記事があった。諸外国の平和団体代表クールな捉え方である。これはまた「傍目八目」の例か。
朝日新聞の記事とは、8月4日、原水爆禁止日本協議会(原水協)が広島で開いた国際会議の模様
を伝えたもの。各国の発言を紹介すると:インド:全インド平和連帯機構のラリット・スルジャン副会長は「日本の防衛大臣の発言を聞き、驚いた」と発言。「原爆は人間の創造物。『しょうがない』はずがなく、正当化できるものではない」と述べた。一方で「インドでは核保有が必要とする意見は根強い。『米国が北朝鮮に甘いのも、核を持った北朝鮮には攻撃できないからだ』と国民は思っている」とも明かした。
中国:中国人民平和軍縮協会の牛強(ニュウ・チアン)秘書長は「『罪のない市民の殺害は正しくなく、原爆は正当化できない』という考え方が中国では一般的だ。だが、原爆投下は『一部の日本の軍国主義者が戦争に固執し続けた代償』とみる人もいる」と語った。
韓国:韓国の「社会進歩連帯」の林弼秀(イム・ピルス)執行委員長は「韓国では『原爆は日本の侵略と植民地支配に対する罰』との認識が浸透している。日本の核武装を警戒し、韓国も核保有が必要と考える人も多い」と懸念を語った。
大阪で開いた国際会議でも韓国「参与連帯」の陳永鍾(チン・ヨンジョン)市民委員会委員長が「久間氏の発言はナンセンスだと思うが、韓国では『米国の原爆投下のおかげで戦争が終わり、日本から独立できた』と教育しているのも事実。広島、長崎の悲劇が幅広く知られているとはいえない」と語った。
米国:米国の平和団体ピース・アクションのリーバ・パトワルダンさんも「米国では『原爆投下で多くの兵士の命が失われずに済み、ほかの国も救われた』との認識が一般的。原爆被害の強烈なイメージを学ぶ機会はない。私も原爆の残虐さは広島、長崎に来るまで知らなかった」と発言した。
何か、一般の日本人の見方とは相当ずれているような気がするのは、われわれニッポン人の本件の捉え方が、国際的に見てかなり特殊だと言うことか。それとも毎年繰り返される「ボクちゃん達は可哀想だったのよ、それを知って頂戴!」という外国向けのメッセージにさすがの平和団体も辟易してきたと言うことか。広島の教訓は「悲惨さ」や「心情的な戦争一般に対する恨み」なぞではなく、戦争を引き起こし、さらに「国民皆兵制度」を敷き国民をロボット兵化し、連合国に日本大都市への爆撃は兵営の爆撃と同じという口実を与えた薩長軍国体制の責任者への「怒りの確認」として後世に伝えられるべきものだと思う。
Posted: Mon - August 6, 2007 at 09:00 AM
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