2/12 Today 宣統帝の退位 (1912)……でも引退時の約束は反古にされる、日本の年金制度みたい?


清朝の最後の皇帝溥儀(宣統帝)はこの日退位して清朝267年の歴史に幕を閉じる。秦の始皇帝に始まる2133年の君主制の歴史もここに終わった。この退位は暴力的に行われたものではなく溥儀にとってきわめて有利な条件での「退位協定」によるもの。でも、溥儀がいったん権力の座から降りると、約束は反故にされる。

このへんの経緯は、ここ に詳しい。世界はそんなに甘くはないのです。それを知っているから、権力者たちは権力と地位に執着し、結果として老害をまき散らす。現代サラリーマン社会においても同じような現象が見られる。

日本の年金制度を同じようなもの。もともと支給額自体が少ない上に、悪名高い「マクロ経済スライド」がある。こんなはずじゃなかったと悔いても宣統帝と同じく後の祭り。昨今の経済状況では個人年金を自分で投資して作り上げることも至難の業だし、サラリーマン世代は生活態度を相当考え直さないと老後は困ったことになりそう。ど郊外の転用農地に建つマンションをローンで買って自分の一生を抵当化したり、ワンパターンの温泉旅館で散財したり、環境にやさしいとかいう一個350円のトマトを食ったりして、裕福なイナカ地主資産家層にこれ以上貢いでいる場合じゃないのである。


(初出:2005.2.12)

Posted: Tue - February 12, 2008 at 11:17 AM           |


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