12/29 Today 日経平均史上最高値を付ける (1989.12.29)


1989年の今日、日経平均株価は史上最高値を付ける。4万円に迫る株価は誰が見てもおかしかったのだが、それを正当付ける屁理屈がどんどん発表され(「トービンのq」とか期待成長率とか)みんなそれを信じた。結局、人はみんなが言っていることしか信じないものなのだ。

当時の株価を正当づける諸説について。経済学ばかりではなく、社会科学の理論というものはどんなことでも現状に対する「後付けの説明」が可能。所詮「存在するものはすべて合理的な存在の理由があるのである」から。国際政治でも同じ。現状はすべて正当化される。昔から「勝てば官軍」と言うでしょう。

だから何でもとにかく勝ってしまわないと後付けで悪者にされる。日本も軍事力では超大国になれないのだから,せめて経済的に他国を圧倒しないといけない。そのためにはもうちょっと真剣に競争に勝つことを考えないといけない。民間企業はこの十年相当贅肉が落ちて競争力が強化されたが、公的部門のリストラがまだまだだ。もっとも贅肉が付いて競争力が弱いのは農林水産部門。しわ寄せが全部民間企業と勤労者に行っている。

日本の一人当たりのGDPが高いというが購買力平価でみたら大したことはないし,一人当たりの資産額が大きいと言っても資産価格(特に地価)がべらぼうに高いので実質的にはみな貧乏。都市空間は電柱だらけ。国民生活的にはまだまだ「発展途上国」だ。何とかしないとこのままでは日本全体が「負け組」になってしまう。


(初出:2003.12.29)

4年前のエントリーだが、言った通りの展開になっている。

Posted: Sat - December 29, 2007 at 07:54 AM           |


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