3/7 Today ドッジ公使、日本経済安定策を示す(1949)……経済万事塞翁が馬


戦後の経済混乱を収拾するためアメリカから派遣されたドッジ公使は、日本経済を補助金付けの「竹馬経済」と評して厳しい緊縮政策をとるように指示する。いわゆるドッジ・ライン。構造改革を強いられた日本経済は大変な不況に突入するが、幸い翌年に朝鮮戦争が勃発。特需のおかげで息を吹き返す。

このドッジ・ラインの評価はいまだに定まっていない。緊縮政策を続けておればおれば日本システムの構造改革につながったかも知れないが、朝鮮特需のおかげで「改革先送り」になった。戦前経済体制(40年体制)と決別する良い機会だったのにそれを逃した。しかし「国民総動員態勢」の尻尾を残したおかげで60・70年代の高度経済成長が実現された。でも、まさにそのおかげで90年代に経済が破綻することになる。

「人生万事塞翁が馬」。経済的に何がよくって何が悪かったかは、つまるところよく分からない。侃々諤々と政策論争をしても結局あまり意味がないのかも知れない。それよりも、変化への適応力を付けるために社会の柔軟性と流動性を維持することが大事だ。


(再掲載)

Posted: Fri - March 7, 2008 at 06:18 AM           |


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