1/9 Today マラソンの円谷選手が自殺 (1968.1.9)


「父上様、母上様。幸吉はもうすつかり疲れ切つてしまつて走れません」と書き残し、この日、円谷幸吉は自殺。人間誰でも歳をとれば体力は弱る。知力も衰える。円谷選手も、いろいろあるのだろうが、その理を受け入れて欲しかったと思う。

「歳はとっても若いもんには負けん」といって無理をしたり、毎日筋肉トレーニングに励んで「お爺さん若く見えますね」と言われれば身を捩らして喜ぶ老人が多くなった。若さというものはそれほど良いものなのだろうか。散人の場合、若い頃に戻りたいとはそれほど思わない。十代の思春期の頃なんかは思い出すだけでもうっとうしい。いやだいやだ。

「花は野にあるように」とは利休の言葉。「歳をとっても体力もりもり」はかえって不自然。年寄りは自分の年齢を受け入れるべきなのである。

利休の茶の心得を引用しておきます。
利休七則

茶は服のよきように
炭は湯の沸くように
花は野にあるように
夏は涼しく冬あたたかに
刻限は早めに
降らずとも傘の用意
相客に心せよ、



(初出:2005.1.9)

Posted: Wed - January 9, 2008 at 11:19 AM           |


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