1/31 Today : 二年前の今日の日経社説「改革先送りでは日本の農業は衰退する」


二年前の今日の記事が偶然見つかった。2005.1.31 日経の社説。いいことを言っている。
目指すべき方向は明らかである。高率関税による国内の農産物市場の保護と、すべての農家を対象とする補助金制度から早く脱却し、効率的・安定的に農業経営する「担い手」に支援策を集中する新しい農政の枠組みを作るべきだ。
でも、これが簡単なことではないのだ。やはり日経の危惧したとおりの展開になってしまった。

つまり:
最大の問題は次世代の「担い手」をどう選ぶかだ。対象を絞り込まないまま新制度を設けても新たな補助金のばらまきに終わってしまう。 昨年8月の審議会の中間報告は、担い手の定義まで踏み込めなかった。その後、年末までに議論を詰める動きがあったが、これも先送りとなった。3月の答申も あいまいな表現のままとなる可能性があるという。株式会社の農地利用についてはリース方式で参入を認める方向だが、目指すべきは所有権取得の解禁だ。これ では半歩前進にすぎない。 こうした議論の迷走の舞台裏には、農業団体から政府・与党への強力な働きかけがある。規模拡大の意欲を持たない兼業農家が補助金の対象から外れることなどを嫌い、農地規模や農業生産額、収穫量などの客観的な数値基準を使った担い手の一律的な定義に抵抗したためだ。

このままでは、日経新聞の言うように新たな補助金のば らまきに終わることは目に見えている。日本の農業は衰退するが、日本の農家はますます裕福になる。農家は趣味的日曜園芸をしながら楽しい生活を送ることが 出来るようになるのだ。そのお遊びの費用を負担するのはもちろん都市住民である。


(初出:2005.1.31)

Posted: Wed - January 31, 2007 at 10:05 AM           |


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