米国USTR:日米FTAを見放す……農村利権集団のエゴのためにまたしても日本は置いてきぼりを食った
なんたる様変わり。一昔前までUSTRこそが日本経済市場化のための「外圧」として機能してきた。いまやニッポンは外圧を掛ける値打ちもない国に成り下がったようだ:NIKKEI NET:USTR代表、日米FTAに慎重: "来日した米通商代表部(USTR)のカトラー代表補は日本経済新聞と会見し、日米間の自由貿易協定(FTA)の可能性について「まだ機は熟していない」と語った。政府間交渉の開始に慎重な理由として「包括的な自由化でなければ挑戦する意味が乏しい」と指摘。コメを関税撤廃の例外とするなど日本が農産物市場を閉鎖し続ける限り、FTA交渉は難しいとの認識を示した。"
農水族の高笑いが聞こえてくる。都市住民の困窮は当分続く。
米国としては韓国とFTAを結んだ以上、安い工業製品は幾らでも韓国から輸入できるし、今さら落ち目の日本と農産物の例外規定だらけのややこしいFTAを結ぶ必要性もあまり感じないのであろう。また米国産品の輸出先としては中国の方が遙かに魅力のある市場だ。日本はどうでもいいのである。
都市勤労者より豊かな日本の人口の3%程度しか占めない農村利権集団のエゴに振り回されて、日本経済は今まで落ち目まっしぐらに進んできた。しかし、政局は相変わらず与野党で農村バラマキ合戦をやっている。都市勤労者は国際価格よりはるかに高い価格を農産物に支払うことを強制され、なけなしの稼ぎを農村に搾取される。この事態に絶望した投資家の日本株離れが顕著だ。若者が証券市場で自分の個人年金を今から運用しようとしても今の日本ではしんどいだろう。サラリーマンの老後は暗澹たるもの。人からお金を貰うことしか考えていない農村既得権集団が日本経済をこれだけ落ち目にしてしまった。
農業補助金や地方公共事業、地方交付税を払う原資(税収)が底を突いて、初めて農村利権集団は自分で「金の卵を産む鶏」を殺してしまったことに気がつくのだろうが、その時はもはや遅いのである。
Posted: Mon - October 22, 2007 at 01:04 PM
|