日経:韓国はなぜ米国とのFTAに合意できたのか(日本との違い)


今晩の日経に興味深い記事が。日韓の政治構造の差によるものだと言う。これで、いよいよ日本は韓国に抜かれてしまうことがはっきりした。

要旨:
  1. 韓国は、米国とのFTA合意に続き、EUや中国とのFTA交渉入りをうかがっている。FTAで足踏みを続ける日本と対照的だ。政治を取り巻く両国の環境の違いが勢いの差となって表れている。
  2. 韓国はコメを除く農産物で将来の関税撤廃を受け入れた。国内牛肉生産者が怒り狂って空気銃を乱射して人が死ぬという事件も起きたが、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は乗り切った。一方、日本では「今の日本の政治スタンスでは関税撤廃は不可能」であり、日米や日豪のFTAはのぞむべくも無い。韓国はなぜ出来たのか。
  3. 一つには大統領の権限が強いこと。盧武鉉大統領の姿勢は終始ぶれなかった。野党の保守政党も賛成に回った。
  4. 韓国特有の「地域主義」もFTAの追い風となった。所属政党の公認が得られれば当選するシステムなので、党の方針に逆らって地元の意向を貫くことは難しい。
  5. 大物議員が大都市に多いのも韓国政界の特徴。「族議員」は育たない。参院選を前にFTA議論がタブー化しつつある日本とは大きく事情が異なる。
  6. 日韓のFTAが進まないのは、韓国側のメリットが少ない上に、日本に危機感が足りないのが根本的な原因。
  7. 韓国はFTAで国内産業の構造改革や米韓同盟の強化を図る。このままでは日本の孤立がますます深まる。

将来、韓国での牛肉の値段は米国内の牛肉の値段と同じになるのだ。これはすごいことですよ。ますます韓国の若者の体力が強化される。日本は、経済力・政治力ばかりか、サッカーでも韓国に負けるかも知れない。

それにつけても、松岡利勝「光熱水費」大臣が率いるニッポンの農村既得権集団は、日本のガンだ。断固討つべし。

Posted: Wed - April 11, 2007 at 07:14 PM           |


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