NHK教育:第36回日本農業賞……なんでNHKがこんな企画のスポンサーをしているのだろう?
今晩のNHK教育:NHK 人にうれしく地球にやさしく〜第36回日本農業賞〜: "▽華麗なバラ育てる精鋭集団 ▽ハーブ栽培の先駆者 ▽給食から豚肉? 【出演】紺野美沙子,八木宏典,【司会】吉岡伸悟,【リポーター】浦田典明"
何れも、「いかにしてお金を儲けたか」で評価されていた。農業よ、お前までも金儲け主義か!
どんな商売であれ、商売成功の秘訣は、松下幸之助翁が実践したように「いい製品をたくさん安く作ること」にあると思うのだが、ニッポンの農業ではそうではないらしい。いかにして消費者をたぶらかして余分にお金をせしめたかが、今回の農業賞選定の基準となっているらしいのだ。
一等賞のイタリアンバジルの農園にしてもそうだ。300アールのハウスを石油でじゃんじゃん暖房して、ニッポンの土壌ではダメなので土壌改良材にたいへんなお金を掛けて、ミネラル栄養源薬剤も与えて土壌改良をして、ようやく高温多湿の日本でも本場ヨーロッパのハーブが作れるようになった、おかげでたいへんお金が儲かったと言うことが受賞の理由らしい。そこまでして日本の気候風土に合わないバジルを日本で作る必要があるのだろうか。飛行機で輸入すれば本場のハーブが日本でも手にはいるのだ。おまけにもっと安くてすみ、石油を使っての暖房や化学薬品を投入するなんかせずに済むのでよほど地球環境にやさしい。
二等賞のバラ栽培にしても同じことだ。湿気の多い日本でバラを栽培しようとすれば、膨大な量の殺虫剤と化学肥料を投入しなければバラは育たない。バラには適した風土があるのだ。亜熱帯気候の日本はバラ栽培には適していない。だったら輸入した方が地球規模では無駄が少ない。膨大な手間暇を掛けて化学薬品を多用してバラを作って儲けている。それなのに紺野美沙子のようなアホは、知っていてかどうかは知らないが「なんて素晴らしいんでしょう」と騙されてしまう。
NHKは消費者の利益に反する番組を消費者の視聴料で製作しているのである。おまけにそのような農業生産様式のスポンサーまで引き受けている。
最後に、小学校の給食の余り物を回収し豚の餌にして、その豚肉を学校給食に売って儲けている業者の話が出てきて、笑ってしまった。販売先を確保するための営業戦略としては、給食残材の引き取りは確かにとても狡賢い。でもこの商売が成り立つのは、給食残材の回収をボランティアの無償労働に頼っているからこそ。ボランティアは「環境リサイクルのためだ」と意気に感じて、回収の「ただ働き」をしているが、要はあざとい養豚業者に巧く利用されているにすぎない。給食オバさんがこのプロジェクトの旗振り役のようだが、そもそも学校給食にそれだけの残材が出ること自体がおかしい(テレビで出てきたのはほとんどが未使用の食材だった)。給食オバさんは、日に3時間の労働(おまけに春・夏・冬休み付き)で年収800万円も貰っているらしいが、給食の必要材料ぐらいはちゃんと管理して欲しい。
Posted: Sun - April 1, 2007 at 08:38 PM
|