農協新聞は都市貧民と農村の連帯を訴えるが、都市貧民を搾取しているのは誰?


今晩気になった記事:
コラム——落ち穂/JACOM: "公立の小中学校で文房具代や給食費、修学旅行費などの就学援助を受ける生徒数が増加し、東京都の足立区にいたっては就学援助率は42・5%にも達してい る、というからひどい(「文藝春秋」4月号、佐野眞一氏のルポ)。また、生活保護世帯、国民健保不払い、年金未納者が急増し、下流社会どころか下層社会が 現出しているとも伝えられる。"
都市住民の困窮度は確かに大変なものだ。農協新聞はそれを小泉改革のせいだとする。違う! 都市低所得者層を苦しめているのは、稼ぐに追いつかない世界的に異常に高い農産物価格だ。農協こそが都市住民を搾取している。間違えないで欲しい。

このように恵まれない都市住民も、生きるためには食料品を買わざるをえない。その度 に消費税を払う。おまけにその食料品価格自体が、国際的に異常に高い値段だ。それは農村への補助金に他ならない。日本では、農産物価格を異常に高い値段に 引き上げることで、「見えない消費税」を国民に強いているのである。生活保護を受けている都市住民ですら、この高額の「税金」を払わされている。これは非 常に逆進的な税金であり、とても容認することは出来ない。

農 村も貧しいという。だったら、それは国税の中から生活補助とかの費目でカバーされるべきものだ。農産物価格を異常な高値につり上げることで、貧しい都市住 民から搾取しても良いということではないだろう。農産物価格を国際価格までに下げることが第一、それで食っていけない農民には国税から生活補助金を出す。 これが真っ当な考え方だ。

でもどうしてそれが出来ないのだ?農協のプライドがそれを許さないらしい。でも、何を言おうと実態はそうである。日本の農村の「いい暮らし」は都市住民の「余分な負担」で成り立っている。豊かな農村を養っているのは、可哀想な生活保護世帯を含む都市住民なのだ。

どうしてそのことに目をそらすのだ。実態を正しく把握できないのでは、今後の対策も立てられないだろう。

Posted: Mon - March 27, 2006 at 09:59 PM           |  


©