NHK:国産ビールメーカー一斉に値上げ……それでも国産ビールはおいしいと思う人達がいる!


今晩のNHKニュース。国産ビールメーカが一缶10円の値上げに一斉に踏み切るとの こと。独占禁止法上の問題もあろうが、むしろ問題は、日本で作るビールは果たしておいしいのかということではないか。日本の消費者は果たしてほんとにおい しいビールを自分の判断で選択してきたのだろうか。ビールの本場である北欧ビールの方が無理して熱帯気候で作っている国産ビールより安いのはどういうこと だ!

散人の家では、もう十数年来、国産ビールはいっさい買っていない。デンマークとかオ ランダのビールの方が桁違いに安く、その上はるかにおいしいことを知っているからだ。だから今回の国産ビールメーカーの「談合」的な値上げは勝手にしてく れというだけのことで、いっさい個人的な被害は被らないのであるが、それにつけても感慨深いのが、いかに消費者というものが慣れ親しんだ「味」に保守的で あるかということ。とんでもない味でも「慣れ親しみ」さえすれば「お袋の味」となり、そのためには消費者はいくらでもお金を払うという事実である。(もち ろん散人が北欧ビールに慣れ親しんでいるからそっちの方がおいしいと主張するのもまったく同じ理由であるといえるかも知れないが、小生なりの理屈も持って いるのも事実。それについては時間がないのでいまは言及しない)

日 本人はビールに限らず、幅広い食品や消費物質に対して「個性的な独自の嗜好を主張する」ともっともらしく言い立てるが、実はいままで慣れ親しんだ食品メー カーのマーケッティング戦略の奴隷と化している場合が多い。それは単なる習慣以上のものではない場合が大部分ではないか。まっとうに判断してまずいもので も日本ではおいしいものとされる。これこそ日本の文化だというが、でもまずいものはまずい。

い ま日本人に必要なのは、ビールに限らず、慣れ親しんだ「お袋の味」には万金を払ってもいいという保守的島国根性を正すことではないか? 質を伴わない値段 は断じて拒否する! そう言う姿勢が必要だ。日本の伝統的と称する似非自然農産物に驚倒するような値段を払って動じないエコ主婦たち。これを正すことこそ まっとうな亭主の職務である。騙されない「消費者層」を育成する第一の条件であるからだ。

消費者は、いまこそあくどい生産者たち(農民や食品メーカーたち)の発信する価値観誘導メッセージから解放されなければならない。さもないと、消費者はただひたすらにボラれるだけであるよ。

Posted: Sat - December 11, 2004 at 10:48 PM           |  


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