日経:輸入米入札、47%が売れ残る……そもそも入札の仕組みがおかしい


今朝の日経、輸入米の入札が低調だったと。農協は勝ち誇っているようだが、そもそも 輸入価格(関税込み)の倍ぐらいの値段でしか売らないというのだから、売れるわけはない。この売買同時入札(SBS)という制度は米価を高止まりさせ、農 業の構造改革を阻んでいるということで、諸悪の根源だな。

SBSについては既に書いた。ここ↓

日経:眠る輸入米の行方……農水省がやっているこの税金の無駄使い

例えば下に添付した前回の入札結果を見ればわかるが、輸入米の政府買い入れ価格と政府販売価格(卸向け)には倍程度の値差があり、その値段以下では農水省は売らないのである。

20040521press_13b.pdf
関税収入は財務省が管理するが、この輸入米の売買差益は農水省が自 由に使う。全部農家に補助金とかで回る勘定だ。本来ならば半分に下がっていい米価が高止まりして、そのおかげで本来ならば淘汰されるべき零細兼業農家が戦 後の農地解放でただで手に入れた自分の農地にしがみつきコメを作り続け、農業の大規模化を阻み、専業農家や勤労者家庭よりも裕福な生活をしているという矛 盾が生まれている。かくして日本の農業は死に体のまま人為的な栄養補給を受け生き続けることになる。

栽培過程で農薬を使わないカリフォルニア米なら安全だから食べても良いと思うのだが、どこにも売っていない。SBSのおかげである。

Posted: Wed - December 22, 2004 at 03:40 PM           |  


©