Quotation / 「投票率は50%を超えたらいいですね」(小泉首相)


今晩のTBS「党首討論」での小泉首相発言。
菅民主党党首:「組織票が選挙を決めているのが問題」
小泉首相:「投票率が50%を超えたらいいですね」
語るに落ちるとはこのことだ。自民党は50%程度の投票率を想定している。いちばん有利だからだ。総理大臣であるのにどうして全員が投票するようにと呼びかけないのか。

でも、それ以上にどうしてこんなに投票率が低いのか、これが問題。散人はいつも思っているんだけれど、国民は「どっちに投票すれば自分にトクか」という基本的なところであやふやなのではないか。

日 本人のイエスとノーがはっきりしないのは何故かとの議論がある。謙譲の文化だとか自分の意志をあらわにして他人との対立点を明確にしたくない文化的伝統だ とか、もっともらしい理屈があるが、そんなものは散人は全く信用していない。単に「イエスをいった方が得かノーと言ったほうが得か」判断がつかないだけな のではないかと考えている。選挙だってそういうことではないか。選挙に行かない人は、単に損得の計算が出来ないだけだけのために投票に行かないのではない か。

欧米人や中国人が「イエスかノーか」はっきり言えるのは、損得勘定が瞬間的にできるからだと思う。日本人がその点あいまいなのはこの瞬間計算が出来ないからにしか過ぎない。悲しむべきことである。

損 得勘定とはたし算と引き算である。計算をするためには「身も蓋もない」損得勘定の手法を知っていなければならない。日本の若者は若いうちにあまりに「ポリ ティカリー・コレクト」なイデオロギー教育を受けすぎたがために、この損得勘定が苦手になってしまった。だから、美しい「あるべき論」と本音の「損得勘 定」の狭間でドツボにはまり、面倒くさくなってつい棄権してしまうのだ。

経済学の勉強は、こういう意味でもとても重要なことである。

Posted: Mon - November 3, 2003 at 06:19 PM           |  


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