東京の「災害危険度」世界で断トツ!(週刊文春)……メキシコシティーの37倍も危険らしい
さっき立ち読みした週刊誌記事。最近はすっかり落ち目となりパッシングされているニッポンだが久しぶりで「世界一」と注目されている。ミュンヘンの保険会社が作成した災害危険度ランキングだが「東京・横浜」が二位以下を大きく引き離し圧倒的なナンバーワンであるとのこと。
この数字をネットで探すに、全部記載したランキング表はなかったが10位までもものならここにあった。以下引用:世界最大手国際企業「ミュンヘン再保険」が作成している地震などの自然災害が発生する危険性や経済への影響、都市の脆弱性を計算した危険度ランキングです。 同社は2002年に初めてこの指数を発表しています。その結果、世界2位のサンフランシスコ(指数167)を大きく引き離して危険度指数710とダントツだったのが東京・横浜で、世界で最も危険な都市と認定されてしまったのです。 そのランキングの上位10都市を見ると次のようになっています。
①東京・横浜710(指数)②サンフランシスコ167 ③ロサンゼルス100 ④大阪・神戸・京都92 ⑤ニューヨーク42 ⑥香港41 ⑦ロンドン30 ⑧パリ25 ⑨シカゴ20 ⑩メキシコシティ19。
なぜ、東京・横浜に、こんなかけ離れた高い危険指数度となるかかというと、概ね次のような理由によるそうです。
地盤の悪さ。地盤の悪さは揺れの振幅を大きくしてしまい、建物の倒壊による死者が増える。 水を入れたお盆を揺らすと大きな波を打つように、首都直下地震は振幅が大きいのが特徴。十勝沖地震が発生した時、お台場や新宿の超高層ビルにいた人が『舟酔いを感じた』というほど、揺れが大きく伝わってしまう。 もともと日比谷や大手町は海だった。 それを徳川家康が埋め立てたので地盤が弱く、幕末の安政の大地震では壊滅状態になった。また、石神井川、荒川、多摩川などは伏流水で、本当の川は地下を網の目のように巡っており、水の上に街が立っているようなもの。 人工的に広大な沼地を小さく囲った 不忍池や、後楽園、渋谷も埋め立て地。 地下鉄上野駅は周りを水に囲まれているようなもので、水抜きすると不平等沈下を起こすし、壁から水が流れ出したりする。
地番が悪い所に立つ超高層マンションはさらに問題。地震が終わっても30分くらいゆっくり揺れ続ける。 大きなところでは2メートルは横揺れする。 倒壊はしないが、大きく揺れればヒビが入り、結局、長く住み続けることはできない。
関東大震災では世界史上最悪の都市火災があったが、以外にも倒壊家屋による死者も多い。 後楽園や水道橋一帯は100%近い家屋が倒壊し、壊滅状態になった。谷底低地といわれる弱い地番のため。 東京は、昔から地盤が安定した台地に富裕層が住み、谷には庶民が住んだ。 だから、地盤が悪い所に老朽化して耐震化していない住宅が多いという悪循環が起こる。
東京のリスクは地盤の悪さだけではなく、都市構造にある。 東京は世界でも稀に見る木造住宅密集地であり、消防車が通れない路地が多い都市。 また、あまり知られていないが、東京は戦災復興をしていない。
最後のくだり(「あまり知られていないが、東京は戦災復興をしていない」)というのが興味深い。週刊文春ではもうちょっと詳しく書いてある。関東大震災後、後藤新平が東京の都市改造を計画するが政府からお金がモッタイナイと認められず東京はカオスのままに放置されたのである。薩長イナカモン政府にとっては、大都市とは所詮お金儲けの場であり自分の生活の場ではなかった、都市住民なんかは兵隊として徴用すればそれでよく、災害になってみんな焼け死んでも「シカタガナイ」だったのである。第二次大戦では実際そうなった。現在のイナカモンの利益本位の自民党政治を見ていると、ニッポンではいまだにこの精神が生きていることが分かる。
Posted: Wed - June 4, 2008 at 05:23 PM
|